コラム

ev充電ステーションはどこにある?種類や探すのに便利なサービスを併せて解説

EV充電ステーション

EVの購入を検討しているのであれば、ev充電ステーションがどこにあるかを前もって知っておくことが大切です。たいていの場合、自宅での充電が主となりますが、外出先で充電をしなければならない時も出てくるからです。全国的にev充電ステーションは増えていますが、それでもガソリンスタンドほどはありません。そのため、出先でバッテリー不足にならないようきちんと情報を押さえておく必要があるのです。
そこで、本記事ではev充電ステーションがどこにあるのか、料金はどうなっているのか、どんな種類が存在するのかを解説していきます。

ev充電ステーションがあるスポット

ガソリンを給油する場合はガソリンスタンドを利用します。ガソリンスタンドは単体で施設がたくさんありますので、普通に道路を走っていれば見つけることができるでしょう。しかし、ev充電ステーションは普及が進んでいるとはいえ、ガソリンスタンドのように専用施設となっているところはまだ少ないです。たいていの場合は、なんらかの施設の一角に併設という形で存在しているのです。

ev充電ステーションがあるスポットとしては、大型商業施設やオフィスビル、自動車ディーラー、ホテルといった場所が多いです。また、高速道路ではサービスエリアやパーキングエリアに設置されていますし、道の駅や自治体の施設などにも置かれているケースが多いです。都市部ではコンビニやスーパーの駐車場にも設置されていることがあります。
このように、多くの人と車が集まる施設にev充電ステーションが置かれている傾向があるわけです。というのも、EVへの充電はガソリン給油のように数分あれば終わるというものではないからです。急速充電でも30分以上かかることが多いため、買い物や何らかの用事をしている間に充電をしておくという使い方が効率的で賢い時間の使い方となります。こうしたことから、ev充電ステーションは単体で設けられるというよりも施設に併設されていることが多いのです。

さまざまな場所に設けられているev充電ステーションですが、それぞれのスポットで種類が異なることもあるので注意が必要です。その種類とは普通充電ができるスポットと高速充電が可能なところです。急速充電だと数十分で完了しますが、普通充電だと数時間から半日程度かかるので、この種類の違いも確認しておくべきです。どちらの種類の充電ステーションかについてはある程度の傾向があります。道の駅や高速道路などにあるev充電ステーションはほとんどが急速充電です。こうした施設には移動中に立ち寄ることが多く、用事が済んだらすぐにまた走行を再開するため、充電にそれほど時間をかけられないからです。一方で、普通充電はホテルや商業施設、オフィスビルなどに多く見られます。こうした施設に来ること自体が外出の目的となっていて施設に滞在する時間が長いためです。こうした種類の違いと設置傾向を把握しておくと充電の予定を立てやすくなるでしょう。

ev充電ステーションがあるかどうかの見分け方としては、「CHARGING POINT」というマークが掲げられているかを見ましょう。たいていは青地に白色の文字で表示がなされています。そして、そのテキストの上に「EV200V」もしくは「EV100V」と書かれていれば普通充電ということになります。テキストの上が「EV QUICK」という表示であれば、そこでは急速充電ができることを示しています。ただし、急速充電といっても出力は20から50kWの幅がありますので設置されている設備によって充電時間は変わってきます。

ev充電ステーションがどこにあるかを探すためには検索サービスサイトやアプリを使うのが便利です。スタンドを設置しているサービス会社や電力会社、自動車ディーラーなどで提供しているサービスで、地図や都市名で検索することで最寄りの充電ステーションを見つけられます。遠出をする時などはあらかじめこうしたサービスで場所を確認して、立ち寄り先として計画に含めておくと安心です。

ev充電ステーションの料金について

ev充電ステーションの料金支払いはいくつかのタイプがあります。基本となるのは充電カードと呼ばれるシステムを使う方法です。あらかじめ本人やEVについての登録をして、クレジットカードを登録したり一定金額をチャージしたりして使えるようにします。このカードを、充電スタンドで認証にすると支払いを自動的にすることができます。自動車メーカーが出しているオーナーカードなどは一定期間無料で充電することも可能です。

充電の料金は普通充電と急速充電で異なります。地方や設置場所によって異なりますが、普通充電の場合は1分あたり3円くらいというのが目安となります。急速充電は1分あたり30円以上となっていることが多いです。ただし、こうした料金は充電カードを持っている場合の設定で、カードがなくゲストという形で充電をすると料金が高額になる傾向があります。こうしたことから、EVを購入するのであれば充電カードを発行した方が良いことが分かります。

従量課金にするのではなく、月額固定サービスを申し込むという方法もあります。こうしたサービスでは普通充電は使い放題となり、急速充電については一月当たりの利用回数が決められていることが多いです。また、普段はほとんど自宅で充電するものの、遠出する時だけ急速充電を使えるようにするプランも設けられています。このように、それぞれのオーナーによって最適な使い方は異なります。自宅で充電することが少ないならサービスを使い分けて賢く使いたいものです。

無料で使えるev充電ステーション

ev充電ステーションの中には無料で使えるところもあります。具体的には、大型商業施設や自治体の施設の駐車場に設置されているスタンドを挙げることができます。急速充電はあまりなく普通充電が主流ですが、それでも無料充電できるというのは大きな助けとなります。

どうして無料で充電ができるかというと、商業施設の場合はそれによって集客効果を狙っているわけです。電気自動車を持っている方が充電を無料でできるというメリットがあるため、他のお店よりも設置店舗を選ぶようになるというわけです。また、公共の施設などでは環境性能の高いEVの普及を促すために行っているケースもあります。
さらに、自動車メーカーではディーラーにev充電ステーションを設置して、購入した顧客にサービスという形で無料提供していることもあります。価格が下がってきているとはいえ、まだまだEVはガソリン車に比べると本体価格自体は高いケースも多いので、経済面でのメリットを感じられるように無料で充電できるようにしているわけです。

まとめ

EVのオーナーにとってはev充電ステーションを賢く利用することがとても大切です。充電スタンドは商業施設や高速道路、ディーラーなどに設置されていることが多く、アプリなどで検索できます。普通充電と急速充電の違いがあり、料金も異なります。前もって充電スポットの情報を確認して、安心のドライブ計画を立てましょう。